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男性側に依存してしまう避妊

2019年06月08日
笑っている女性

妊娠の可能性があるのは女性だけであって、その女性と性行為をした男性の側には起こり得ないことは生物学的にも明らかですが、わが国では女性主体の避妊がなおざりにされている状況が昔から続いてきました。
1952年以降に毎日新聞社人口問題調査会が、2002年からは国の補助金を受けて日本家族計画協会などが「男女の生活と意識に関する調査」として、それぞれ国民が実際に選択している避妊方法について調査したデータが経年的に明らかとなっています。
これによれば、最新のデータを見ても、かつてとそれほどの違いがなく、男性側のゴム装着による避妊が79パーセントとひじょうに高い割合を示しています。

いっぽう、国際連合による統計資料を見る限りでは、世界における避妊方法は女性の避妊手術や子宮内避妊具の装着といった、女性が主体的に避妊を行うことができる方法が上位を占めており、日本の状況はかなり特殊というます。
こうした男性側に依存してしまう避妊方法では、時として女性がまったく望んでいないのにもかかわらずに妊娠してしまうようなことも珍しくはありません。

もし望まない妊娠をしそうだという場合には、現在では日本国内でも緊急避妊ピルが医薬品として承認されていますので、かかりつけの産婦人科などを大至急受診して、この緊急避妊ピルの処方を受けることができます。
緊急避妊ピルは、妊娠のおそれがある性行為をした後、72時間以内に服用することができれば、かなりの避妊効果が発揮できる、錠剤タイプで飲むだけの医薬品となっています。
この緊急避妊ピルには、女性ホルモンのはたらきを持つ化学物質が含まれていますので、この物質が体内に摂取されることによって、主として排卵を抑制する効果を生じて妊娠を防ぐことが可能となるのです。