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緊急避妊ピル使用への抵抗感

2019年05月24日
微笑んでいる女性

避妊の手段にはさまざまなバリエーションがありますが、日本国内ではまだまだ男性側のリードによるゴム装着での避妊が中心です。
2年ごとに実施されている「男女の生活と意識に関する調査」において、避妊をしている人に主な避妊方法を尋ねた設問では、全体の8割ほどを占めています。
いっぽう、女性の側の努力によって避妊ができる避妊ピルの使用については、同じ調査で全体の3パーセント程度を占めるにとどまっており、避妊ピルの使用にかなりの抵抗感があることがうかがえます。

これは、薬局、ドラッグストアやコンビニエンスストアでも購入できるゴムに対して、避妊ピル、なかでも緊急避妊ピルのようなものは、かならず産婦人科医の診察を受けて処方されてからでないと入手できないという、アクセスの困難さも原因しているものとみられます。

しかしながら、避妊に失敗して直接的な被害をこうむるのは決まって女性の側ですので、日常的・計画的に使用できるのであれば避妊ピルを、もし緊急に避妊の必要があれば緊急避妊ピルを服用することにより、かなりの確率で望まない妊娠を避けることができるという事実は、忘れてはならないといえます。

通常の避妊ピルは、生理の初日から毎日1錠ずつを服用することで避妊の効果があり、もし服用をやめれば妊娠することも可能です。
緊急避妊ピルについては、妊娠しそうな行為があってから72時間以内に決められた錠数だけ1回服用することによって、すみやかに妊娠を防ぐという効果があります。

いったん妊娠が成立してしまってからでは人工妊娠中絶手術という方法をとらざるを得ず、女性への精神的・肉体的な負担はさらに大きなものとなりますが、避妊ピルの服用は、妊娠そのものを未然に阻止するという方法ですので、まだしも負担感は少ないといえるでしょう。